【なりちゃ：ねっこねこ ねここ館】シャデシャトー王立文書館 別館

　創世竜イオが築いたと言われるクラフィティオナは、月の魔力が強い【西国】、魔力が安定している【魔界】、太陽の魔力が強い【東国】の三つの平行世界によって成り立っている。

その【東国】東南部にある国が、健全な時空運用のために、警備する刻神剣聖の母国である【ハイルツァイト】である。
そんな刻神剣聖を育てることを目指した学園が、首都アリエスにある【ハイルツァイト魔法学園】であり、その校舎は、西国にあるウェルベニア魔法学園と並んで、歴史ある佇まいを見せている。

　さて、煉瓦造りの校舎の二階にある中級クラスの階の真ん中に、貴族の子女が集まるクラス１−月組があるのだが、その生徒たちが座る座席の一番後ろの窓際で、古代の魔楽器が集められた【調律の祠】を管理する、ハイルツァイトのシャルモー公爵の娘、リーゼロッテ・マリエル・シャルモーは、古代魔法学の授業中、ぼんやりと窓際を見つめていた…。
　　
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• 魔素が濃いと言われるエリアで，魔法使いが多い。

• 魔素が薄いと言われていたエリアで，魔法が使えないエリアと魔法が使えるエリアがある。

• 三つの世界の中では，最も魔素が安定しているエリア。

• クラフィティオナに住む種族は多彩である。人族，魔族，獣人，エルフなど様々な種族が暮らしている。

• 各地の文書館の記録を，ここに残しておく。

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